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2008年05月09日

ガットゥーゾの色んな話はミランの内部事情に直結しています。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080508-00000007-spnavi-socc

4月頃から移籍のニュースを賑わすようになってしまったACミランのMFジェンナーロ・イヴァン・ガットゥーゾ(30)。 プレミアリーグのマンチェスターユナイテッドから年俸400万ユーロでの4年契約というオファーを受けたとか、本人がイングランドのプレミアリーグ移籍を熱望しているとか、最近ではドイツ・ブンデスリーガのバイエルン会長ベッケンバウアーがガットゥーゾ獲得を目指しているなど、とにかくその身辺が慌しいです。

しかし、そんな移籍ニュースが流れる一方でACミランの内部に言及していたりもします。

年明けから度々取り沙汰されているACミランのロナウジーニョ獲得には反対の姿勢を示し『獲るんだったらトーニだろ!』と言ってみたり、マルディーニの引退にともなうミランの後任キャプテンに関しては『アンブロジーニがキャプテンマークをつけるべき』とか、ミランの内部事情に対して発言しています。

では、なぜガットゥーゾは自身の移籍話とクラブの内部事情に言及しているのか?

ひとつは、希望していたプレミアへの移籍が、まとまりつつあるからなのではないでしょうか。

プレミア行きの希望に関しては以前から本人が公の場で語っていますから間違いないでしょう。 ただ、行き先がマンUなのかそれ以外なのかは、まだまだ流動的な状態だと思います。 なにしろ欧州の移籍市場は開いていませんからね。 けど開いてないとは言え、水面下でのオファーはマンUだけじゃなく、それ以外のチームからも届いているのでしょう。 ガットゥーゾにとっては売り手市場な状態かと思います。


となれば、チームの内部事情に言及するのはなぜか?

ここから先は、あくまでも個人的な憶測に過ぎないのですが、考えられなくも無いことなんじゃないかと思います。 それは…


今季のミランの低迷は、チーム内に静かなる派閥抗争があったんじゃないか?


ブラジル人を多く抱えるACミラン。 ミランのブラジル人と言えばバロンドールやFIFA最優秀選手賞を獲得したカカーが居ます。 ブラジル人の象徴的な存在になったカカーを筆頭としてミラン内部の主導権を握ろうとする勢力と、イタリアの象徴とも言えるACミランはイタリア人が中心となって活動するべきであると考える勢力のふたつが存在していたのではないかと。 そしてこのふたつの勢力が、表立った争いはしないけれど些細なところでお互いをけん制しあっていて、それが試合結果に影響を及ぼしていたんじゃないかと思います。

なにしろ人間なんて生き物は4人も集まれば派閥を形成したがる生き物ですから、一見すると仲が良さそうに見えても実はチームの主導権を廻って駆け引きをしていた、なんてのはサッカーに限らずどんな世界でも良くある話。 ニュースからは伝わってきませんが、もしかしたらチーム内にそういう舞台裏の攻防があったのかも知れません。 そしてそれが今季のミランが低迷していた原因のひとつだったのかも知れないです。


ミランに在籍して9年になるガットゥーゾからしてみれば、自分が去ったあとにミランの内部事情が悪化するのは心苦しいのでしょう。

リンギオと呼ばれるくらいに強烈で凶暴な印象のあるガットゥーゾですが、生まれ故郷の子供たちのためにと自己資金でサッカークラブを設立するなど故郷を愛する気持ちの強い漢です。 そんな彼ですから、9年も在籍したクラブに愛がないはずありません。 愛があるからこそ、自分が去った後のチーム事情を心配して色んな発言に及んでしまうのだと思います。

そして裏を返せば、チームを心配するガットゥーゾの発言こそが、彼のミラン退団を示唆することになっているようにも思います。


いずれにしても、アーセナルのフラミニと2012年までの契約締結を発表したACミラン。 前節のミラノダービーではスクデットの掛かったインテルを一蹴して08/09シーズンのuefaチャンピオンズリーグ出場に向けた大きな一勝をモギ取りました。 出場権を争っているヴィオラがuefaカップの準決勝敗退によって張り詰めていた緊張の糸が切れてしまった感じもあるので優位に立ったことは間違いないでしょうし、チームの再建にも少しずつ、そして着実に取りかかりはじめたのでしょう。


ベルルスコーニ会長はイタリア首相就任にともなってミラン会長職からの退任を発表しています。 ベルルスコーニの退任がミランの補強政策にどのような影響を及ぼすのかは未知数ですが、ミランが強くないとセリエAの楽しさが半減してしまうので、チームのキャプテンとか監督人事と言った重要なポストの選出については慎重な対応を期待したいところです。

ちなみに、カカーは敬虔なクリスチャンだけあってマルディーニの後継については『自分もミランのキャプテンを務めたいとは思うけど順番があるからネ♪』とイタリアの伝統を尊重する姿勢でいますから、ミランの内部事情云々はカカーが原因であるとは考えられないです。


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posted by 秋日晴雄 at 01:28 | 埼玉 ???? | Comment(2) | TrackBack(0) | イタリア>ACミラン


この記事へのコメント
 それよりも、一番不思議に思うのは、ベルルスコーニ会長が発表した負債をどうやって絞り出す気なんでしょうかね。
 20億ほどだったと思いますが、ガットゥーゾの移籍金でも、届かさないと思うのですが、となるとブロッキや現在控えの誰かということに。
 ベルバトフやドログバの獲得も素晴らしいですが、誰を売り飛ばすのかも見物です。
Posted by uno at 2008年05月09日 10:14
unoさま、コメントありがとうございます。

負債は2000万ユーロということですから、日本円に直すと30億チョットになりますかね。 モロモロ足すと3000万ユーロを超えそうだということなので、45億ですか…移籍金の不要なフラミニを獲得しちゃうあたりは、さすがガリアーニさんですね。

いろんなヤリクリをするとは思いますから、それほど心配することもないのかなぁと思います。

ましてや、ガットゥーゾがミランの負債を自分の移籍金で埋めようとまでは考えていないような気がします。

考えていたとしたら、、、、、
ないと思いますよ^^;
Posted by 秋日晴雄 at 2008年05月10日 00:17
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