民放の日本テレビが放送していたので観ました、東京ヴェルディvs横浜Fマリノスの一戦。
アナウンサーが必死で『くらしこ、くらしこ』と言ってたのには、些かの違和感を感じずにはいられませんでした。 確かに、いまを遡ること十数年前の5月15日、読売ヴェルディ川崎と日産横浜マリノスの試合で日本のプロサッカーリーグ『Jリーグ』は歩み始めましたが、クラシコってのはスペインのリーガエスパニョーラで行なわれる『レアル・マドリードvsバルセロナ』の試合を指す言葉で、それ以外には使われていない筈。 しかも細かいことを言えば、『クラシコ』ではなく『エル・クラシコ』
なので、80年の歴史を誇る伝統の一戦『エル・クラシコ』が持っている独特の雰囲気を目指したい気持ちは分らなくも無いですが、別にスペインチックな言葉を使う必要は無いと思うし、『エル・クラシコ』の背景にはスペインの歴史的な事情なんかも絡んでいるわけだから、その変の事情を考慮すれば、むしろ簡単に使うべきじゃないような気もするし、あそこまでの盛り上がりを期待するほうが間違っていると思います。 つうか、エル・クラシコを目指すのだったら、浦和サポと同じくらいに危険な香りを漂わせるサポが必要なんじゃないかと…
ですから、むりに背伸びして『くらしこ、くらしこ』を連呼して違和感を招くよりは、シンプルに『日本ダービー』でいいなじゃないかと。 あえて、オリジナリティを追求したい呼称を定めるのであれば、『Jダービー』くらいで宜しいんじゃないでしょうか。 なにしろイングランドを発祥とするスポーツの多くはダービーマッチと言うそうですからね。

で、試合結果は?というとヴェルディにフッキした復帰が…じゃなかった、ヴェルディに復帰したフッキが39分に先制を決め、後半には福西とディエゴがゴールして3点。 一方のマリノスは後半にロニーが2得点したあとも、同点に追いつきそうな勢いを持っていましたが、結局同点弾を決めることができず試合は3−2でヴェルディの勝利。 ヴェルディがマリノスに勝ったのは01年9月以来だったそうです。
見応えのあったJダービー
特に後半ですが、ヴェルディはフッキを軸に、レアンドロ・福西・ディエゴ等が流れるようなパスワークでマリノスのDFラインを撹乱して斬り込んでいくスタイルは、観ていてなかなか楽しかったです。
対するマリノスはヴェルディの猛攻に3点を失いながらも、終盤にヴェルディが守りを固めたあたりから、積極的な攻撃が機能し始めて山瀬を起点に右へ左へと攻撃を展開する様子は圧巻でした。 ただ、最後のところでロニー頼みになっている感じがしたので、ちょっと勿体無かったように思います。
いずれにしても、ヴェルディの華麗な攻撃が印象的でした。 しかし、あれだけの攻撃力がありながらここまでの戦績が3勝2分5敗で15位(第10節終了時)というのは、どういうもんだか。。。 今回の試合は久しぶりの伝統の一戦だったので、たまたまモチベーションが上がっていただけなのか、それともようやく攻撃の歯車が噛み合いだして来たのだか、判断の難しいところではあります。 けど、フッキが戻って出場停止も明けたことを考えると、攻撃の歯車がガッチリ噛み合って来た、という方が濃厚なのかも知れませんネ。
ということで、FC東京から戦力外通告を受けてヴェルディに加入した福西と川崎フロンターレを電撃退団してヴェルディに復帰したフッキ、それにサテライトのコーチとは言え、浦和でいろんな優勝を経験しヴェルディのJ1復帰に力を発揮した柱谷哲二監督と、個性的な面子が揃った今季の東京ベルディは、単なる昇格組みと違ってヒト癖もフタ癖もあるチームだと思うので、今季のJリーグを盛り上げてくれる立役者のひとり(ひとチーム?)であろうことに間違いないでしょう。 つうか『古豪復活っ!』というほうが相応しいのかもしれませんが。。。
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まぁ、盛り上げるために言ってるんだから、良いんじゃないの。もっと違和感のある「多摩川クラシコ」ってのもあるらしいし。
コメントありがとうございます。
おっしゃる通りとは思うのですが、まだまだ民放の影響が強いことを考えると、考え込んでしまいます。。。
視聴者がサッカーに詳しいヒトばかりじゃないでしょうしね。
メディアが独創性を失っていることに危惧するばかりです・・・