08年Jリーグ第7節 浦和レッズ - 大宮アルディージャ さいたまダービー。
またしても浦和レッズは、大宮アルディージャに勝てませんでした。 なんてことを書くと、最初から浦和の勝利アリキでけしからん、なんてお叱りを受けそうですが。。。
それにしても、ナビスコの京都戦に引き続き、なんとも消化不良な試合だったような気がしてならないのは私だけでしょうか。 エンゲルス体制になってからリーグ戦を4連勝。 闘莉王をセンターバック以外で起用するという奇策を用いて結果を出してきました。 ところが、京都戦で再びセンターバックに戻して引き分け。 そして今回のさいたまダービーでボランチに再起用して引き分け。 奇策の効果は切れてしまったのでしょうか。
今回は、エジミウソン・高原直泰・永井雄一郎とスリートップの布陣でしたが、とてもじゃないけど機能的だったとは思えないです。 今季は開幕から雄一郎が孤軍奮闘で、所狭しと走り回って相手のディフェンスを撹乱させ、それが功を奏していました。 いや、むしろ雄一郎の撹乱作戦以外で有効な攻撃策は見当たらなかった、と云っても良いくらい、今季のレッズ攻撃陣は機能していません。 にも関わらずエジミウソンと高原のコンビを使い続けるのはなぜ? 名前や過去の実績だけで通用する世界じゃないことくらいは、誰でも知っているだろうに…
そういえば、後半からようやく、田中達也が帰ってきました。 テレビじゃ梅崎と一緒のタイミングに交代したことを驚いていましたが、私には、交代直後に2本もCMを入れたTBSのやり口のほうが驚きです。 あんなタイミングでCM入れられたら、CM会社のイメージは落ちるだけのような気がしますが、あのタイミングは誰もチャンネルを変えないだろうから、そのあたりを狙ってのことなんでしょうネ。 けど、たしかに印象的なCMにはなるかもしれないけど、マイナスイメージの効果のほうが大きいだろうから、ああいう作戦は歓迎出来ないです。 Jリーグ発足当初ならまだしも、いまは45分の間にCMを入れるなんてのは非常識になりましたからね。 そういうことをするから、NHKで放送してくんないかなぁ…って思ってしまいます。
と話を戻すと、達也。
きょうも相変わらず、前を向いたままボールを受ける姿勢は健在でした。 あれこそカガミ。 ところがきょうの試合は達也が入る前も入った後も、最終ラインにボールを戻してからゲームを組み立てなおすシーンが、やたらと目に映りました。 もちろん、試合の流れを変えたいときに使う方法ですから、それ自体を悪いこととは思いませんが、最終ラインからボールを出したあとに中盤でボールが治まらないんじゃ、最終ラインに戻してから組み立て直す意味がないです。 そう、中盤でボールが落ち着かないんです。
気がついたのは、後半に入ってから細貝を見かけなくなって闘莉王は走らない時間が多くなっていること。 それに呼応したかのように後半の大宮は中盤を支配していたように思います。
そもそもボランチというポジションはダイナモなんて呼ばれるくらいにタフなスタミナが求められるんじゃなかったでしたっけ? 走り続けて相手にプレッシャーを与えたりボールを奪ったり。 そこから試合の流れを変えて行くのがボランチの大切な役目。 それが機能しないのだから中盤を支配できるハズはありません。
そう考えると、最終ラインだけがキチンと機能していたようにも思えてきます。(もちろん、大宮の攻撃がチグハグだったこともありますけどね)
というわけで、08年最初のさいたまダービーを観て感じたことは、監督が代わったことで一時的な改善効果は見られたものの、やぱり戦術の基本理念、というような基軸になる考えが無いんじゃないの?ということです。
中盤の重要な支点を失っているにも関わらず、支点があったときと同じ戦術をやろうとしたら上手く行くはずがないし、支点を育てようにも時間は掛かるし、それなりの素養を持った人が必要だし。 おまけに、支点に頼る癖が抜けていないものだから、力点と作用点だけでテコを動かそうという無知蒙昧な動きが多くなる。
そんなことから「支点の代わりが見当たらなければ違う原理を使えば良いじゃないか?」っと思ってしまいました。
そろそろ3−5−2から脱皮しても良い、と思いませんか?



