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2008年01月05日

ACミランがオリンピック・リヨンのベンゼマに照準を合わせた臭い




ヨーロッパのサッカーシーンは、クリスマス休暇に入ったまま多くの国のリーグ戦が中断しています。 そんななかでもイングランド・プレミアリーグは元日から開催していたり、スペインでは国王杯が行われたりと、少しずつシーズン後半戦に向けて動き出しているところもあります。 とは言え、やはり多くのニュースサイトは、冬の移籍市場が開放されているので、移籍話に溢れてます。

なので、移籍ネタを取り上げようかと思ったのですが、どうにもこの手の話は、雲を掴むような話が多すぎるし、いちいち取り上げているとキリがないので、よほどのことが無い限り、取り上げるのをためらうことにしました。 けど、気になることがあったら、ソッコーで食いつきますので、お待ち下さい。


で、そんな玉石混合のニュースソースの中でも、この年末年始にかけて一番気になっていたのはACミランのロナウドの動向です。 前にも取り上げたように、ミランとしては消極的な放出路線に変わりは無いと思います。 ドバイの合宿には参加しているみたいですが、相変わらずフラメンゴ側からのコメントが出続けているところからすると、やはり金額的な部分で折り合いが付かないのでしょう。

ところで、この一週間くらいのミランニュースを追いかけていて、さまざまな話題があることに気が付きました。 例えば、シェフチェンコの復帰やモウリーニョ&ドログバセット獲得とか、フレイの獲得失敗などなど。 さすがはメルカートのキャスティングボードを握るミラン、ビッグネームが次から次へと出てくるのは相変わらずです。 なかでも、個人的に一番引っかかったのは、ミランがリヨンと交渉を始めているというニュースでした。 もちろん交渉の対象選手は、リヨンのカリム・ベンゼマ。 なんでもベンゼマを獲得するためには、2500万ユーロ(約40億)以上の金額が必要になるのだそうです。 ちなみに、ロナウジーニョがパリサンジェルマンからバルセロナに移籍したときは、同じ2500万ユーロでしたが、そのとき(2003年)は約33億7500万円。 いかにユーロ高になっているかというのが、よく分かります。 なので、ヨーロッパ圏への旅行も、ちょっと足踏みしてしまいますね。


まだベンゼマをご存じない方≫ベンゼマ特集の動画はこちらでどうぞ。


と、少し話がずれましたが、再びミランの話へ。
なんでベンゼマ話に食いついたか?というと、もちろんベンゼマ大好きってのもあるのですが、それ以上に今のミランにとって、最も効果的な補強を考えると、彼しかいないと思ったからです。 ミランを指揮するアンチェロッティ監督は、カカー中心のフォーメーションを変更する気がないようで、カカーは1.5列目にいます。そしてフォーメーションは、既に有名になったクリスマスツリー型の4-3-2-1。 今季の不調は、引いて守る相手のディフェンスを崩せなかったのが、最大の要因で、トライアングルを形成するトップの2−1が、十分に機能していなかったから。 おまけにワントップに座るべきジラルディーノは、ありえないほどの不調。 フィリッポ・インザーギの活躍でuefaチャンピオンズリーグは、予選突破を果たせましたが、この先のシーズンとUCL決勝ラウンドのことを考えると、さすがにスーペルピッポひとりでは心もとない。 加えて前述のロナウドは、使い物にならないし。 そこで、いよいよアレシャンドレ・パトが、一身に期待を背負って登場ということになるのですが、こちらも、まだまだ海のものとも山のものとも分からない。 なにしろミランの選手として戦ったことがありませんからね。

アレシャンドレ・パトの動画はこちらです。


しかも、FWだけをなんとかすれば、全ての問題が解決するかといったら大間違い。 今季のミランが勝てないのは、前線と最終ラインの中継が上手く行っていないことも大きな要因だと思います。 いくらカウンターサッカーといえども、最終ラインと前線だけで通用するなんてことはありえませんからね。 なので、ピルロとがットゥーゾとアンブロジーニ、それにエメルソンが中継役として十分に機能しなければ、ミランが4位以内でシーズンを終えることは難しいかもしれません。 そもそも、このポジションには、セードルフのように縦横無尽に動き続けられる選手が適任。 無尽蔵のスタミナが要求されるわけです。 動き回って、最終ラインと前線をこまめに繋がなければなりませんから、そう考えると、セードルフを1.5列目ではなく、中盤の、それも底に近い位置へ下げたくなります。


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で、長くなってきたので簡単にまとめると、

・アンチェロッティ監督はフォーメーションを変更する気はない。
・中盤の問題を解決させるためにセードルフの位置を下げる。
・セードルフを下げることで1.5列目に空きが出来てしまうので、ワントップが前提であれば、カカーと同じようなタイプが欲しい。
・それもカカーと同じくらいのパフォーマンスを発揮できる選手。
・将来有望で、なおかつ単独でも連動性でも突破力があって、前線で多彩な能力を発揮できる選手が必要。

ということから、ミランはベンゼマ獲得に全力を尽くすという結論が出ました。 ただし、さすがに冬の獲得は無理だと思うので、おそらくシーズンが終わってからになると思います。 なので、07/08シーズンのスクデットをあきらめて、4位以内で終えることが目的になったACミランの後半戦の戦略は、

1.急場しのぎ的に、パトとピッポのツートップを導入。もしくは、セードルフの位置にパトを投入。
2.中盤の3人は状況によって頻繁に入れ替える。
3.GKで揉める。

といった感じになるのではないかと思います。 いずれにしても、ロナウド放出によって得られる移籍金が重要なファクターになるでしょう。 ここに来て、ベンゼマ獲得に必要な費用の具体的な数字がニュースとして出される背景には、おそらくガリアーニ近辺から、フラメンゴに対する間接的な移籍金額の提示なのだと思います。


そして一つだけ確かなことは、他のどこのクラブよりもミランがベンゼマを欲しがっていて、必要としていること。 そんなミランに睨まれたベンゼマが、ロッソネロから逃れることも亦、難しいことになったのではないかと思います。








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posted by 秋日晴雄 at 00:08 | 埼玉 晴れ | Comment(0) | TrackBack(0) | イタリア>ACミラン このエントリーを含むはてなブックマーク

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