しかし監督が代わって、サイド攻撃を多用する戦術に変化してゆくとしたら。 今度はサイドからクロスがバンバン入ってくるでしょうから、これまでのように縦のライン重視の攻撃よりは、圧倒的にシェフチェンコのスピードが活きてくると思います。 なので、あと1、2試合すれば、ウクライナの英雄が輝きを取り戻していることでしょう。これを書いたのが10月11日。 グラント体制が徐々に整いつつあるなかで、ドログバの愚痴が世間を騒がせていたころです。 それから、ふた月以上も経ってしまいましたが、ようやくウクライナの矢が光を放ってくれました。
ドログバが怪我で離脱したのが今月始め。 シェフチェンコが12月8日のサンダランド戦で、スタメンに名を連ねるようになってから、4試合で3点と活躍。 やはり、ストライカーの底力は侮れません。 噂では、ミランに戻るんじゃないかとか、ロシアのモスクワに監督の縁で引き抜かれるんじゃないかなど、相変わらずの憶測記事が濫発してました。 けど、ドログバが2月まで戻らないことを考えれば、チェルシーにシェバを手放すという選択肢は考えられないでしょう。 そういう周囲の雑音を、自らの手で押さえ込むあたりは、さすがバロンドールといったところでしょうか。
そういえば、この試合でバラックが復帰を果たしたそうですね。 1得点の祝砲付きなったとか。 こちらも一時は、レアル・マドリーへやミランへの移籍が噂がありましたね。 しかしバラックは、そんな周囲の声を打ち消すかのように、チェルシーのメディカルスタッフの素晴らしさを称えながら、自信の移籍話が根も葉もない噂であると否定してました。 そして、約8ヶ月ぶりにピッチに戻ってきて、自らの仕事を果たしたのですから、こちらも流石です。
試合のほうはアストンビラを相手に、壮絶なシーソーゲームを繰り広げ、二人の活躍もむなしく、4−4の引き分けに終わってしまい、勝ち点2を逃してしまいました。 ですが、二人の復帰がもたらした効果は、想像以上にプラス面に働いてくれるように思います。 4失点もしてしまったのは、確かに主審の微妙な判定が関与していましたが、失ったことは事実。 二人が戻ってきて前がかりになりすぎたことが原因のように思います。 ですから、たとえ4失点と言えども、原因が明らかな以上、チェルシーであれば即効性のある手を打てるはず。 そして、修正が行われることで、ドログバ頼みだったチェルシーの攻撃に、今度こそ幅が出るはずですから、十分上位を脅かすことが出来るでしょう。
と言っても勝ち点は、マンチェスターU:45、アーセナル:44、チェルシー:38で、首位のマンUとは7点差ですから、序盤が終わった現時点ではそれほど心配することではないのかも知れませんね。
それにしても金満体質が疎まれて久しいチェルシーですが、モウリーニョが去ったことで、あの毒々しいイメージが徐々に薄れてきたように思うのは私だけでしょうか。 出来ることならこの冬も大騒ぎをしないで、着実なチーム編成によって、07/08シーズンのプレミアシップ覇権争いに参加して欲しいところです。


