17日(現地)は欧州選手権(euro2008)予選が行なわれ、各グループで予選を突破する多くの国が決定しました。 そのなかでも今回の予選で世界中から注目を集めていたといっても過言ではないのがグループB。 イタリア、フランス、ウクライナ、スコットランド、といった国々が揃い、前回の試合結果までは、予選開始時の予想を大きく裏切って、スコットランドが首位を走っていました。 そして、その後にイタリア、フランスと続いており、今回のスコットランドvsイタリアの試合結果によって、昨年のワールドカップ覇者であるイタリアが予選敗退になる可能性もあったのでした。 しかし、蓋を開けて見れば、イタリアがロスタイムの追加点で、スコットランドを2-1で下し、順当に予選を突破する結果になりました。 このイタリアvsスコットランド戦。 イタリアは引き分けでも予選突破が決まっていて、スコットランドも引き分けで終えれば、最終戦まで予選突破の可能性が残っていました。
この状況に、殊更不安を抱いていたのが、フランス代表のドメネク監督。 あまりの危機意識からか、イタリアがスコットランドとの対戦を引き分けで終わらせようとしている、などのイタリアに対する暴言の限りを尽くしてました。 おまけに今回のスコットランドvsイタリアの試合を、フランス代表の選手たちに観戦禁止令まで出す勢い。 こうなると単なる私怨があるんじゃないかと疑りたくなってしまいます。 ところが、イタリアの勝利と、フランスもリトアニアに勝利したことで、両チームが仲良く?予選突破を果たせました。 おおよそ順当とも言える結果に治まったわけですが、ドメネク監督の気持ちは微妙に治まっていないご様子です。
「イタリアが勝利を収めたのは、私の言葉が彼らのモチベーションとなったからだ。私は試合を見ていない。美しくないものは避けたいんだ。今は安堵を感じているよ。だが同時にフラストレーションも感じている。正直に言って、結果を出さなければいけないという状況でウクライナ戦に臨みたかったんだ。プレッシャーのなかでプレーすること、予選敗退の恐れを感じながらプレーすること、それこそが我々の力なんだからね。そういった感覚がややなくなってしまうだろう。だが、まあこれでいい。今日の時点で予選を突破したということは、我々がそれにふさわしかったということだからね」いやはや恐れ入りました。 徹底的にこき下ろした挙句、引き分けで終わってもらったほうが、自分たちのためになった、なんてことまで言い出してしまう始末。 なんというか支離滅裂すぎて、この人本当にイタリアが嫌いなんだろうなって確信しましたw
ここまで灰汁の強い代表監督というのも、久しぶりに見たような気がします。 でも、些か思考の固まったボケオヤジ的な印象もありますが、今回の予選でフランス代表の世代交代を率先して進めたところは、素晴らしかったようにも思います。 なにしろ、今シーズンのセリエAで、これまでに10ゴールを叩きだし、得点王争いを独走している感じすらある、ユベントスのトレゼゲを代表から外しましたから。 普通の代表監督だったら、たとえ世代交代の最中と云えども、結果を出さなければなりませんから、絶好調の選手を召集しないなんてことは考えられません。 けれども、ドメネク監督はトレゼゲを頑なに拒絶して、フランスを予選突破に導きました。 そういうところで、ただならぬ指導者の片鱗を除かせてくれるところもまた、ある意味で魅力的なのだと思います。
そんな個性的な監督の特徴として、もうひとつ付け加えるならば、選手選考に星座占いを持ち込んでいた、っていうところでしょうか。 私も占いを全否定する気はありません。 ある種の統計学的な要素に基づいて分析されているものですから、未来を予見することは無理でしょうが、人間関係とか、その相性を知るうえでは、多少役に立つと思います。 もっとも、フランス代表に於いて、それがどれだけ奏功しているのかは想像つきませんが...
なにはともあれ、これで2008年の本大会でイタリア代表を見ることができるし、なによりも、フランス代表の売り出し中コンビ、ベンゼマとベンアルファのプレーを見る機会に恵まれることになりましたので、2008年6月7日から始まる本大会のグループリーグがとても楽しみになりました。
これで残るは、イングランドかぁ・・・・
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