今回のテン・カテ移籍劇は、ニュースになりすぎでした。
チェルシーがテン・カテに接触したというのから始まって、テン・カテがアヤックスを退団。 24時間以内にチェルシーへ。 そしてチェルシー入団。
普通だったら、このテの話は一回で終わると思うんですけどね。
そして今度はカカー狙いなのだそうで、スポナビのニュースによると、アブラモビッチが移籍金として1億ポンド(238億円)を払う準備があると報じています。 ちなみにこれは、イギリスの『デイリー・エクスプレス』紙が、匿名の関係者の証言として書いているそうで、グラント監督がカカーをぜひとも欲しいと、アブラモビッチに進言したのだとか。
なんだか匿名の関係者なんていう表現を使われると、イカガワシイ香りが漂って来そうな感じですが、限りなくオーナーに近いところの人物ではないかと思います。 つうか本人のような気がしなくも無いですけど。
それにしてもテン・カテの次ぎはカカーが欲しいだなんて臆面もなく云っちゃうところが、節操が無いというかなんと云うか。。。 しかもグラント監督がカカーを欲しがっていることになっていますが怪しいところです。 単純に、アブラモビッチが、昨日のニュースで「カカーが英誌『エスクワイア・マガジン』のインタビューに対して、自分の移籍先はレアルかアーセナルかマンチェスターユナイテッドから選ぶ」と云って、なおかつ、「リバプールとチェルシーは無い」と断言したのが、気に入らなかっただけのような気がします。
いずれにしても、ロナジーニョだとかカカーだとか、常にビッグネーム欲しがる体制ってのは困ったものです。 なので、こう云う報道が、どのような影響を及ぼすかを、少しだけ考えてみました。
■メリット
・高額を払えるだけの力を示すことで、所属する選手が年俸アップを期待して、試合に身が入る。
・豊富な資金力を見せつけることで、移籍交渉のときの強豪相手をけん制できる。
・チェルシーサポーターに期待を抱かせる。
・オーナーの名前が売れる
■デメリット
・選手が、そんなに払える金があるんだったら、とっとと年俸を上げてくれよっ!と思い、萎える。(最初に挙げたメリットの逆パターン)
・ビッグネームを欲しがり過ぎるので、古参の選手が、自分立ちの存在について疑問を抱く。
・世論を敵にする。
・チームに顔となる選手がいないことを認めてしまう。
と、他にもたくさんあると思いますが、あっちこっちと高額商品ばかりを買いたがる姿勢ってのは、選手を萎えさせる効果が一番大きいように思います。
そもそも、カカーがチェルシーを選ばなかった理由として、『戦術重視のチームで、その組織力が武器だけど、部分的に創造力が犠牲になっているからね。』と語っているのだから、その問題がクリアされないことには、いくら金を積んでも動かないと思います。
積まれる側のミランにとっても、カカーはチームに無くてはならない存在に成長しました。 所謂チームの顔。 どこのクラブでも云えることかと思うのですが、チームの顔ってのは非常に重要ですね。 ユベントスのデルピエロやローマのトッティをみても分るように、ことイタリアにおいてはチームの顔はとても重要な存在です。
ナポリのマラドーナなんて、いまだに神様扱いですしね。
なのでミランにおけるカカーというのは、移籍金の238億もらって、優秀な選手を20億で11人獲得する以上の意味をもっていますから、よっぽどのことが無い限り、首を盾に振ることは無いと思います。
それにしてもチェルシーというチームは、というよりもアブラモビッチというのは、ホントに成金趣味ですね。 あのレアルでさえ、ある部分で遠慮しているところがあったのに、こちらは全然遠慮がありませんから。
せっかくチームの顔として君臨していたモウリーニョを逃がしちゃった時点で、終わっている気がしなくもないのですが、テン・カテの入団がどこまで効果を発揮するのか、静かに期待して見守りたいと思います。
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