ロナウジーニョの不調とか移籍の話が噴出してからというもの、それと逆行するかのようにバルサは調子を上げてきました。
前節のサラゴザ戦を4−1の大勝で収めたと思ったら、今節も、レバンテを相手に、アンリのハットトリックを含む4点を取って、1−4での大勝というか圧勝。
これでアゥエーで点を取れなくなりつつあったのを、一挙に解決してしまいました。
ロナウジーニョが下がったことが関係するかは不明ですがメッシが大活躍。 これに影響されてエンジンが掛かったような印象すら憶えます。 アンリのハットトリックも1点目はごっつぁんゴールっぽかったものの、2、3点目は完全にアンリらしく速い飛び出しと相手を置き去りにするスピードから産まれたゴールでした。 レバンテのディフェンスが、好調のメッシに気を取られすぎていた感もありますが、そういうところでぬかりがないのもまた、アンリの良さと云えると思うので、これからアンリは調子を取り戻して行くことでしょう。
そしてこの試合は、とかくアンリに注目が集まりがちかと思いますが、私が注目したいのは、4点目を決めたメッシです。 一人でゴール前に持ち込んで、最後はディフェンダーを交わした上に、キーパーの位置を確認してシュートを放ってました。 リードしているから冷静で居られたからだとは思うのですが、それでもディフェンダーに体を寄せられた状態で、冷静さを失わないというが素晴らしいです。 ロナウジーニョの存在を完全に消し去ってしまいました。
ロナウジーニョの不調問題で、チームがまとまったことは、オーナー以下各選手のコメントを聞いてると明らかです。 しかし、そのことでチームにおけるロナウジーニョの存在が薄くなってしまったのも事実。 因果なものを感じます。 これで彼がチームに戻ってから調子が下がるような事態を招いてしまったら、確実に彼はバルサを出て行く事になるでしょう。
そう云えば、プレミアリーグのアーセナルで監督を務めている、アーセン・ベンゲルがクラブの補強に関してクラブ側から絶大な信頼を得ていて、7000万ポンド(約164億円)の補強資金を割り当てられたことに対するインタビューで、
「監督としては、自らの判断を信じる必要がある。 同時に、自分がミスを犯す可能性があることも理解しておかなければならない。 いつも言っているように、常にリラックスしていることが重要だ。 監督という仕事は、右手に爆弾、左手に手榴弾を同時に持っているようなもの。 間違いを犯せば、すぐに顔が吹っ飛ぶということだ。 恐らく1年前であれば、ロナウジーニョは世界一の選手だったろう。 だが、今は違う。 ただそれだけのことだ。 テニスのランキングでは、3月の時点で1位だった選手が、11月に10位まで落ちていても不思議ではない。 サッカー選手も同じようなものだ。 3000万ポンド(約70億円)の大金を払って獲得した選手のおかげで、これまでの仕事を台無しにされたくない。 テレビによく映るからといって、その選手がスーパースターだと決めるのは間違いだ。 何より、ピッチ上でのパフォーマンスが大事なのだ」
とロナウジーニョを例に挙げて話していましたが、そのものズバリを語っている気がして、その冷静な分析と洞察力にベンゲルの本質をみたように思います。
兎にも角にもいまのバルセロナは、メッシを基点にまとまり始めたようなので、リーグ戦もチャンピオンズリーグも順当に勝ち続けて行く気配が漂い始めたといったところでしょうか。 我慢強く選手を信頼し続けたライカールト監督もまた、ベンゲルに負けず劣らずの名将であることに間違いはないのだと思います。
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それでは最後になりましたが、07/08リーガエスパニョーラ第6節のレバンテ対バルセロナのハイライト動画をご覧下さい。



