
ウェンブリーでのチャンピオンズリーグ決勝、バルセロナがユナイテッドに 3-1 で勝利。欧州制覇を成し遂げたバルサ(バルセロナの愛称)は、試合後にピッチ上で歓喜した。その中心にいたはずのアンドレス・イニエスタの姿が見えないと思った瞬間、彼はポール・スコールズのもとに駆け寄り、ユニフォームの交換を希望していた。
このエピソードだけでも、ポール・スコールズというプレイヤーが、どれだけ世界に影響を与えてきたのかを知ることができる。
イニエスタほど幸せな人はいない。 なぜならば、ポール・スコールズが現役最後の試合で身につけていたユニフォームを手に入れたのだから。
スコールズは、ベッカムや
FW出身のMF。 抜群の得点感覚は、これまで数えきれないほどのピンチを救い、チームに勝利をもたらした。 少しゴールに遠くても積極的にシュートを放ち、またあるときは、ゴール前へスルスルとDFの間を縫うように抜けだしてフィニッシュを決める。 守備では多少の粗さがあったものの、彼の積極果敢なプレーが、マンチェスター・ユナイテッドの屋台骨を支えていたことに間違いはない。
彼の引退によって、あの、飄々として意表をつき、力でねじ伏せる多彩なアクションが観られなくなるのは、本当に惜しい。 もっとも近年は怪我に悩まされ続けたのも事実。
ありがとうポール、そしてさようなら。
あなたのように偉大なプレイヤーが、ピッチを去るのはやはり寂しい。 しかしこればっかりはどうにもならない。 あなたが披露してくれた数々の名プレーを脳裏に刻み、これからを担うプレイヤーが、少しでもあなたの領域に近づけるように期待するしかない。 引退後は指導者の道を進むそうだから、いずれはイングランドの代表監督として母国の悲願達成を果たしてほしいと願うばかりです。
長い間おつかれさまでした。
Paul Scholes



