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2008年06月15日

フェラーリかと思ったらストラディバリウスでした。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080614-00000000-spnavi-socc



最初にひとつだけ。

イタリア代表は守備に優れているけれど守備的なチームではない。


ということで、ガス欠だったフェラーリにガソリンが供給され走り出しました。

初戦と代わったスタメンメンバーは5人。
マテラッツィ、バルザーリ、ガットゥーゾ、アンブロジーニ、ディ・ナターレがOUT
INは、
グロッソ、キエッリーニ、デロッシ、ペロッタ、デルピエロ。

でスタメンはこちら
イタリア (euro2008 予選 vsルーマニア)
 トニ 
 ペロッタ 
デルピエロカモラネージ
デ・ロッシピルロ
グロッソザンブロッタ
キエッリーニパヌッチ
 ブッフォン 


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で、結果はルーマニアと1−1の引き分け。 危うく負けそうな試合ではありましたけど、スタメンの入れ替えは成功だったと言えるでしょう。
今回の布陣で確実に効果はでました。 ひとつは、ディフェンスライン。 センターバック(CB)にしていたマテラッツィとバルザリを下げ、パヌッチをCBに移してキエッリーニを投入。 サイドバックには左にグロッソを入れザンブロッタは右に。 つうか元々カンナヴァーロが離脱したのはキエッリーニの関係するところだったのだから、その代役を彼に与えるのは重要なことだったような気もします。 それなりに責任を感じてるだろうし、ネガティブな想いを取り払って上げるためにもキエッリーニの起用はオランダ戦からしておくべきだった、と。 なんせユーヴェのCBなのだからw

ルーマニア戦はブッフォンの活躍が大きく取り上げられているけど、実際の功労者はどっからどう見てもパヌッチ。 同点ゴールを叩きだしただけじゃなく、ディフェンスラインをコントロールしてルーマニアの攻撃をキッチリ塞いでましたからね。 前半にあったオフサイドのときも冷静に、それも副審を誘導するかのように手を挙げてアピールしていたし、ポストで外れたシュートにしてもパヌッチに当たっていなかったら決まっていたし。 とにもかくにもパヌッチのCBコンバートは大成功でした。

もちろんキエッリーニもカンナヴァーロ並みとまで行かないまでも、鋭い読みでルーマニアの攻撃の目を摘み取っていたし、グロッソは固そうな体型とは裏腹にものすごい柔らかな動きでクロスを上げまくってたし、ザンブロッタはアレでしたけど、イタリアのディフェンスラインは堅牢さを取り戻しつつあります。

コレに対して攻撃陣はというと、相変わらず動きまくるカモラネージとデルピエロがチョコマカとルーマニアディフェンスをかき回して再三チャンスを作ってました。 ただ、ルーマニアのGKロボントがあたりまくってたのでゴールにはならなかったですが。 で、攻撃陣と言えばワントップのトーニ。 彼もまた、二試合を戦って徐々に個性を取り戻しつつあります。 気負い過ぎてたのかどうかわかりませんけど、ポストプレーを忘れてシュートばっかり狙っていたのが、前半の終わりごろから段々とポストプレーが目立ってきてイタリアのチャンスも増えてきてました。 トーニのポストの割合が9:1から7:3くらいにまで変化した感じです。(左がシュート) これが5:5になれば、イタリアの攻撃に厚みが増すので、そろそろ本領発揮になるような気がします。

ただ、イタリア代表の攻撃における最大の課題はトッティの役をやれる人が出てきてないところ。 トーニがどんなにポストに目覚めたとしても落としたところに決められる人がいなければ意味はないわけで、この試合でその役を務めるはずだったペロッタがカモラネージとアレについて行けなかったようで、完全に沈んでました。 そこをどうにかしないと、ただでさえ薄くなった頭、じゃなかった予選突破が現実のモノになりかねないです。

と、試合を観ながらそんな心配をしていたら居たっwトッティの代わり、どころかトッティを上回る荒業の持ち主がw

カッサーノ


みなさん観ましたか?中田英寿を凌駕するキラーパス!ふたつ先を読んだパスワークとポジショニング!

これでトップ下にはカッサーノデルピエロを置くことになると思います。 それくらいカッサーノの視野の広さと状況判断力は素晴らしかったです。 なんていうか、イタリア代表のスペクタクルな攻撃を予感しました。

あとは、ボランチの二人ですが、ピルロとデ・ロッシで問題ないんじゃないですかね。

というわけで、現在グループ最下位になってしまったイタリア。 オランダが前評判を覆すほどの強さを発揮して、グループ突破を決めてしまいました。 C組みのグループリーグ突破枠はあと一つ。 その一つを掛けて17日(現地時間)にフランス代表と戦います。 予選突破が掛かった両チームなので、06年のドイツ大会以上の熱い戦いにのは必至でしょう。 けど、ガソリン満タンで暖機も終わったフェラーリと、なんとなく不具合を解決出来てないイメージのルノーとでは、06年の決勝の再現、というわけには行かないような気がしなくもない今日この頃です。


PS;ドナドーニ監督ってのは、相当な慎重派なんでしょうかね。 状況を分析して論理的な布陣を敷いて交代枠を使いながら検証、でもって次の試合でアクション! 戦いながら適切な修正を入れられるってのは強いです。 これでイタリアが予選を突破したならば、優勝はイタリアになる気がします。 偉大な成功を産み出すために少しずつチームを仕上げて行くさまは、まさにストラディバリウスを編み出したイタリアならではの職人技と言えるのかも知れません。 って褒めすぎ?(笑)


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posted by 秋日晴雄 at 01:02 | 埼玉 雨 | Comment(1) | TrackBack(0) | 欧州選手権 このエントリーを含むはてなブックマーク

この記事へのコメント
予選突破を決めたオランダが手を抜いてルーマニアに敗れるか? なきにしも…かな。

でも、ファンバステンなのだからドナドーニに華を持たせてやっちゃくれませんかね、フランス対策とかも含めてw
Posted by 秋日晴雄 at 2008年06月15日 01:33
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